豊富にあるぶどうの種類、どのように選ぶことができる?

1.ぶどうの種類の選び方は?

果物の中でも、ぶどうを好んで食べる方は多いでしょう。甘くて美味しいことはもちろん、1粒ずつちぎって食べる楽しさや、ハリのある粒が集まっている華やかな見た目も魅力的です。さらに、ジュースやアイス、ケーキやパフェ、和菓子やジャムなど、あらゆるジャンルの加工品も豊富です。

そんなぶどうは近年、数多くの種類が販売されており、選び方で迷うことも少なくありません。品種によって、味のバランスや色、食べやすさなどが異なるので、選び方を知っておくと良いでしょう。

 

2.見た目に注目!色で選ぶ

ぶどうの主な色には、黒色系・緑(白)色系・赤色系があります。色によっておおよその風味が違うので、色に注目することは大切です。

まずは黒色系です。ぶどうの中では最もメジャーだと言えるでしょう。含まれているアントシアニンの量が多く、一般的には大きめの粒が実ります。また、味や香りが強く、濃厚な風味のぶどうを食べたい方におすすめです。具体的な品種には、藤稔やハニーブラック、巨峰、ナガノパープル、ピオーネ、伊豆錦などが挙げられます。

続いて、緑色系です。白ぶどうや青ぶどうといった呼び方をされることもあります。渋みがなく、爽やかな味わいが魅力的で、ワインの原料にも使われます。また、多くの品種には種がなく、皮が薄いため、皮を剥くのが面倒な方におすすめです。具体的な品種には、シャインマスカットや瀬戸ジャイアンツ、ロザリオ・ビアンコなどがあります。

最後は赤色系です。甘みの強い品種が豊富なので、酸味のあるぶどうが苦手な方に適しています。粒のサイズのバリエーションが多く、ピンポン球くらい大きいものから、1cm程度の小さいものまであります。いろいろな見た目のぶどうを食べてみたい方にもぴったりです。具体的な品種には、デラウェア、安芸クイーンやクイーンニーナなどが挙げられます。

 

3.種や皮のタイプをチェック!食べやすさで選ぶ

ぶどうを食べる際、気になるのが食べやすさです。種が入っていると食べるたびに取り出さなければいけませんし、皮が硬いと1粒ずつ剥く必要があります。面倒ですし、手が汚れるため、ぶどうのデメリットだと感じる方もいるでしょう。

そんな方には、種のないタイプを選ぶことをおすすめします。種がなければ口の中に残らず、そのまま飲み込めることが魅力的です。また、ミキサーにかけてジュースにしたり、煮込んでジャムを作ったりするときも楽でしょう。

しかし、種の有無よりも美味しさを重視するのであれば、種ありタイプを選ぶ方が良いと言えます。なぜなら、種なしのぶどうを作るとき、「ジべレリン処理」という作業を行うことで、味がやや薄くなる可能性があるためです。また、熟成する前に収穫されるものも存在します。よって、種を取り除くことに抵抗がなければ、種ありタイプを購入の際の選択肢に入れてください。

種と同じく、皮も食べやすさを左右する要素です。皮を剥くのが嫌な場合は、皮ごと食べられる種類をチョイスしましょう。