1.ぶどうの品種は黒系、赤系、緑系に分けられる
世界中を見渡してみるとぶどうの品種は一万種以上と数多くありますが、実の表面にある皮の色で分けると3つに分類できることをご存知でしょうか。ぶどうの皮の色は「黒系」「赤系」「緑系」に分けることができます。普段何気なくぶどうを食べている方は多いと思いますが、この皮の色による分類を知っておくと、実の大きさや香りの強さなどといった傾向を理解できるようになります。自分好みのぶどうの品種を探している方や購入前にどんな味わいなのかイメージしたい方は、ぶどうの皮の色による分類の特徴を理解しておくことをおすすめします。
2.実が大きくて香りの強い「黒系」のぶどう
「黒系」のぶどうとは、皮の色が紫というよりは黒に近い色をしたもののことをいいます。存在感抜群の「巨峰」や甘さがしっかりと感じられる「ピオーネ」が黒系のぶどうの代表的な品種です。巨峰やピオーネにも言えるように、黒系のぶどうの特徴としてまず挙げられるのは、一粒の実が大きいことです。一粒ほおばるだけで口の中いっぱいにジューシーで甘みたっぷりの果汁が広がるので、食べ応えが抜群で大きな満足感得られます。また、香りが強いため、味覚だけでなく嗅覚でもぶどうの美味しさを堪能できます。黒系のぶどうは王道のぶどうを食べたい方や、しっかりとした甘さで高い満足感を得たい方におすすめです。
3.酸味が少なく上品な甘さの「赤系」のぶどう
「赤系」のぶどうとは、内側に閉じ込められた果肉の存在感を引き立てる薄めの紫や赤っぽい皮のもののことをいいます。小粒で食べやすいため子どもにも人気の「デラウェア」や皮が薄くて果肉の柔らかい「甲斐路」という品種が赤系のぶどうの代表的なものです。赤系のぶどうは酸味が少ないため、上品な甘さを感じられるのが特徴です。いくらでも食べてしまいたくなるような飽きのこない爽やかな味わいがクセになる方が多いのではないでしょうか。赤系のぶどうはたくさん量を食べたい方や、すっきりとした味わいを楽しみたい方におすすめです。
4.華やかな香りが漂う「緑系」のぶどう
「緑系のぶどう」とは、皮の色が黄緑色をしたぶどうのことをいいます。皮もまるごと食べられて贈答品としても高値で取り引きされる「シャインマスカット」や丸々とした実でボリュームのある「瀬戸ジャイアンツ」といった品種が、緑系のぶどうの中では人気があります。緑系のぶどうの特徴としてはまず、顔に近付けただけで思わずうっとりしてしまうような香り高さが挙げられます。黒系や赤系のぶどうとは少し異なる華やかな香りなので、ワインの原料として使われることも多くあります。そのため、おやつや食後のデザートとしてぶどうだけを味わったり、スイーツのトッピングにするのはもちろんのこと、ワインやシャンパンなどのお酒と一緒に楽しむのもよく合います。緑系のぶどうは独自の華やかな香りを楽しみたい方や、お酒と一緒に食べたい方にもおすすめです。
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