その加工食品大丈夫!?これだけは避けたい食品添加物2タイプ

自分と家族の健康のため、できるだけ安全な食品を選びたい…そんな意識の高まりから食品添加物無添加の食品を選ぶ方が増えています。では、無添加の食品とは何を指すのでしょうか?すべての添加物は体に悪いものなのでしょうか?無添加の加工品を選ぶことにはどんなメリットがあるのでしょうか?知っているようで知らない、無添加食品について掘り下げていきます。無添加生活を始めたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

無添加とは?食品添加物とは?

無添加とは、食品添加物が入っていない食品のことです。添加物というのは、食品を加工、製造する工程で、食品に添加する物質のことを指します。ほとんどの加工食品に添加物が含まれています。

添加物を加える目的は大きく分けて3つあります。「見ため、香り、味をよくして購買意欲をそそる」「長期保存する」「調理の時間や手間を短縮する」ためです。

添加物というと悪いイメージがありますが、人類は昔から食べ物を加工し、保存するために添加物を加えてきました。たとえば、肉や魚を日持ちさせるために、塩づけや燻製にします。色をつけて見た目をよくしたり、香りづけしたりするために、ハーブや花、植物の実などを用います。梅干しを作るときに赤紫蘇を入れたり、栗きんとんを作るときにクチナシの実を入れたりするでしょう?これらは昔からある食品添加物です。このように、体に害のない添加物がある一方、摂りすぎると体や心の健康にとり害になる添加物もあります。

無添加加工品を選ぶメリットは?

添加物すべてが体に悪いものとは限りませんが、発がん性があったり、高血圧、心臓病などのリスクを高める添加物もあります。無添加の加工品を選ぶことで、体や心の健康を守るというメリットがあります。また、化学的に合成された添加物は味や香りが強いので、食べなれると濃い味を欲するようになり、自然な味や香りでは物足りなくなります。無添加の加工品は、添加物たっぷりの食品と比べて自然な甘みや旨みを感じられるはずです。特に子供のうちから濃い味に慣れてしまうと、成人病にかかるリスクが高まります。小さいお子さんがいるご家庭は、できるだけ自然本来の味を体験させたいと思うことでしょう。無添加の食品を積極的に食卓に取り入れることで、体が本来持っている力が回復していきます。

なるべく無添加の食品を食べるようにすると、早ければ数週間から数カ月で腸内環境が変わる人が少なくありません。添加物は腸内環境を乱すという研究報告があります。無添加食品で腸内環境が改善されると、アトピーや花粉症、蕁麻疹などのアレルギーが緩和されたり、乾燥肌が改善されてお肌の調子がよくなるといった声も多いようです。また、腸内では幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。そのため、腸内環境が整うとストレスが軽減されたり、イライラが減ります。なかには不眠が改善するという報告もあります。このように、無添加の食生活に変化することで、心と体の健康や、お肌の状態も改善することが期待できます。