シャインマスカットとは
シャインマスカットとは、現在では種無しぶどうの名前で有名なぶどうの品種で。旬は8月〜10月までです。実の中に種が入っておらず、子供でも食べやすいため、ぶどうの中でも大変人気が高いです。スーパーでの販売のみならず、最近はふるさと納税でも活発な取り扱いがされています。
果皮は緑黄色をしており、透き通った宝石のエメラルドにも見えることから「ぶどうの女王」とも呼ばれています。大体重さは10〜15gくらいです。糖度は18度くらいあり、20度以上の甘いものも出回っています。甘みが強く、その分だけ酸味は少なく、とても食べやすい品種です。2006年に品種登録されたシャインマスカットは、「安芸津21号」と「白南」というぶどうをかけ合わされて誕生しました。
シャインマスカットはどうして種がないの?
他のぶどうは食べると中に種がありますが、シャインマスカットはありません。では、なぜシャインマスカットはないのでしょうか。種ができないように、初めから品種改良されているのでしょうか。実はそうではありません。シャインマスカットは他のぶどうの品種と同じ果実なため、本来であれば同じように種はできます。シャインマスカットはジベレリン液という植物ホルモンを栽培途中でつけることによって受粉しなくなるのです。受粉をしないということは種はなりません。この液をつけない場合、シャインマスカットも実はなります。
美味しいシャインマスカットの選び方
甘くて美味しいシャインマスカットですが、実際に店頭で購入する際に困るのが、どのパックを選べば良いのかです。できるなら甘くて美味しいものを選びたいですよね。実は、シャインマスカットの果皮は前述の通り緑黄色をしていますが、この色味が黄色いものほど甘みが増すという特徴があります。その反対に酸味が少なくなるため、選ぶときは黄色に近いものにしましょう。
また、シャインマスカットは水分量も多いため、粒に張りがあるものほど新鮮なものが多いです。果実に時々白い粉がついているのを見かけるかもしれませんが、これが多くついているものほど新鮮な証。この粉はブルームと言われるもので、水分の蒸発を防いでくれて、なおかつ病気から守ってくれる天然物質です。
シャインマスカットの食べ方
シャインマスカットは皮がとても薄いため、そのまま皮を剥かずに、まるごと食べることができます。冷やして食べるとさらに美味しくなるため、大体2〜3時間ほど冷蔵庫などに入れておきましょう。果皮ごと食べる際は、食べる前に水で洗うと思いますが、1つ注意点してほしい点があります。それは、シャインマスカットは大変デリケートな果物だということです。指でゴシゴシ洗ってしまうと皮が剥けてしまうこともあり得るため、手で洗うのは控えたほうが良いでしょう。水を張ったボウルに入れて、上下左右と動かすだけで汚れは落ちます。2〜3分ほどで十分でしょう。
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